2001年5月 陶工房飛鳥(2010年取材)

「寺内町で10年目」

公式HP:http://tokobo-asuka.com/

陶工房飛鳥

住所 富田林市富田林町16-19
営業  毎月 1日~15日 (日曜日休み)
定休日  16日~月末
地図

 

 

陶工房飛鳥 阪本光枝さんからの一言

「えっ、ここですか?」目の前には築100年、今にも崩れ落ちそうな家屋。
どう手を入れても使えそうもない、そもそも手を入れることなんかできるのかしら?
意気消沈だなぁ・・と、建物を見た最初の印象でした。それほどの建物でした。
工房と展示の両スペースを併せ持つ場所がほしい!と切望していましたところ、その思いが知り合いの人伝にこの屋の持ち主の方に伝わり、快く承諾をしていただき、そのうえ町屋再生の経験ある設計士さんまで紹介いただき、と話はとんとん拍子で進みました、ここまでは。
建物を見て心配をする私に設計士さんは「建物がひどいほど意欲がわいてくるなあ。ここはいい工房になりますよ!」と心強い言葉をくださいます。しかしこの古い家を陶工房とギャラリーにリフォーム(この家の場合はほとんど新築!)するには気が遠くなるほどのお金がかかります。そんなことは当たり前のことですが、目の前に具体的な数字の羅列を見ると身がすくみました。自分の事でそんな膨大なお金を使うことはできません。返事保留をしばらく続け、断念することにしました。その旨を家人に伝えると
「一度きりの人生、やってみたらどうか?
チャンスは逃がすな。
元気で働いていればお金はまた得られる。
頑張れよ。」という大きな覚悟のある言葉が返ってきました。
よし、寺内町へいこう!やきもので自己表現を続けていこう。
決心しました。反して体はカタカタ震えます。ほんとうはこわい・・

その後、設計士さんと何回も打ち合わせをし、あの古い家が見事に生まれ変わりました。
2001年5月陶工房飛鳥オープンの運びとなりました。
今年で10年目、私にとって寺内町の工房は「人生の学び舎」です。
私自身の生き方を見直す大きなきっかけとなりました。
当然ながら生半可な思いや甘えがあっては続きません。
どんな結果も自分自身が生み出したものであり、
たくさんの方々に導かれ、支えられて毎日が過ぎていくという知っていたはずの事も寺内町の工房が改めて教えてくれました。